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[恋愛] むずかしくって甘いこと 角野ユウ(著) 全1巻

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「俺と友達になってください!!」
男子校に通っている、女子に免疫のない杉崎 光樹(すぎさき みつき)が
同じ予備校に通っている女子高生・野々宮 栞(ののみや しおり)に思いを告げた。

野々宮は昔から内気な性格で、男子にからかわれてきた。
男子から逃げるように中高一貫校の女子高へ入学したため
野々宮も男子に免疫がない。

だから、杉崎の突然の申し出に
驚き、余裕を失い、つい「ハイ」と返事をした。
こうして野々宮は生まれて初めて男の子の友達ができた。

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折角だからと、これを機に男の子を克服しようと決意した。

一緒に予備校に行く約束を交わした2人。
杉崎は野々宮の女子高の校門前で待っていた。

並んで歩く道すがら
野々宮は男の子との会話の話題が分からずに口を噤む。
女友達同士の会話を話題にしては、彼氏の愚痴ばかりになってしまう。
どうしたものかと悩んでいると、口火を切ったのは杉崎だった。

「…これ」
杉崎はプレゼントを差し出した。
予想外の出来事に面食らってしまった野々宮。
杉崎はこれが以前のできごとのお礼であると話す。

1週間前のこと。
ペンケースを忘れて困っていた杉崎。
こともあろうに両隣が女子で声をかけることもできなかった。
たかがシャーペンを借りるだけだ。
意を決して、心を落ち着けて声をかけようとした時
隣の女子からシャーペンと消しゴムが差し出された。
「…こ、これ。よかったら、どうぞ…」
顔を耳まで真っ赤にさせ、ぎこちない仕草の女の子。

この子も異性が苦手であることが見て取れた。
それなのに、わざわざシャーペンを貸してくれた。
そのときは、ただイイ人だと思っただけの杉崎。

予備校での授業が終わり、シャーペンを返して
今一度しっかりとお礼を言おうとしたとき
女の子がボールペンでノートを取っていることに気が付いた。
杉崎が思っていた以上に優しい子。
杉崎はこの子ともっと仲良くなりたいと思った。
その女の子こそ野々宮栞。

野々宮は杉崎の想いを知り
男の子への不安が拭い去られ
恥ずかしさや嬉しさ、安心感に満ちていった。

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「友達になって」と言うほうが
シャーペンを貸すことよりも、ずっと勇気のいること。
野々宮はそのことに「ありがとうございました…っ」と感謝の言葉を贈る。
杉崎の心にも恥ずかしさや嬉しさで満ちていった。

プレゼントは可愛いノートだった。
男の子が買いに行くのに勇気がいる、そんな可愛いノート。
野々宮はまた嬉しくなった。

登校時の駅のホーム。
野々宮は偶然、杉崎の姿を見つけた。
同じ電車だったことに喜んだものの
挨拶したら迷惑になるのではないかと戸惑う。
でも、友達なら挨拶はするものだ。
免罪符を用意して「おはよう…っ」の挨拶を交わす。

杉崎の笑顔を見ると
挨拶をしようかと悩んだことが馬鹿馬鹿しく思えた。
優しさに包まれたように
杉崎には、これまで男子に抱いていた恐怖心を感じない。
杉崎は特別な存在になっていった。

電車内ではガラの悪い連中が騒いでいた。
野々宮の男嫌いは治った訳ではない。
どうしてもその様子に恐怖して萎縮してしまった。

しかし、野々宮が男嫌いであることを杉崎は知っていた。
杉崎は野々宮を電車のドアにそっと引き寄せ
ガラの悪いグループが見えないように、接触しないように
自分の身体で野々宮を守ってみせた。

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「こういうの嫌かもしんないけど、…ちょっとガマンして」
嫌ではない。
ただお姫様にでもなったかように大事に扱われ、ぽうっと顔を赤くした。
胸がキュンとした。

電車が大きく揺れ、ガラ悪男が転倒。
杉崎にぶつかり、杉崎はドアに頭を打ち付けてしまった。
自然と野々宮と杉崎の身体が接触する。
「―――ごっ、ごめん!!」
懸命に謝罪の言葉を重ねる杉崎。
野々宮はそんなに謝る必要ないのにと思いながら
むしろ、杉崎くんなら…と
男性に対して初めての感情を抱いていた。

目的の駅につくと、野々宮は電車から駆け出した。
向かった先は自動販売機。
ジュースを急いで購入すると、杉崎の元に駆け寄り
赤く腫れたおでこにジュースを当てた。
「…ごめんね、私のせいで…」

互いを想う2人の優しさが溶け合っていく。
杉崎が野々宮との、友達だけではおさまらない深い関係を願う。
野々宮も杉崎になら触れられても嫌じゃない。

杉崎の唇が、野々宮に近づいた――。


たまには少女漫画を読みたいなと思って購入。
まさに私が思い描いている通りの王道的少女漫画でした。
小さなことをキッカケにして、お互いの想いが募っていき
感情を爆発させたかのように、恋が進んでいく。

女子と男子、それぞれが奥手だからこそ
より恋愛に真剣になっているという様子が窺える。
だからこそ信頼しあえる、だからこそ求め合う。
読んでいてむず痒くなります。
きっと、杉崎と野々宮の恋愛はいつまでも続き
最終的には結婚するのでしょう。
危うさの感じない、安心感につつまれた恋。
こういう恋愛をしてみたかったです。
羨ましいですね。

オムニバス作品であり
表題かつ、今回ご紹介した作品以外にも3編の恋愛物語が収録されています。
いずれも、悶々とする男女の一途な恋模様が描かれております。

胸が張り裂けそうな純度100%の恋愛漫画。
恋愛経験の乏しい私が語ることはおこがましいのかもしれませんが
経験がないからこそ、こういう恋愛があるのかもと、夢を持たせてもらいました。


序盤に本の内容を紹介しておりますが
今回の作品は随分スラスラと書くことができました。
テーマがしっかりとしていて、テンポが良いからなのか
私自身が願っているからなのか、理由は定かではありません。
そして、書きながら高校時代の私を思い出して、死にたくなりました。

高校時代に女子高生と付き合ったことがありません。
女子高生と遊んだ記憶もありません。
女子高生に触れた記憶もほぼありません。

これから一生、女子高生と関わりを持つことはないのかもしれない。
可能性が残されているとすれば、あとは死ぬときくらいだ。

死ぬのはとても怖いが
どうせ死ぬのなら美しい女子高生に殺されたい。
次回はそういう作品をご紹介。


検索用ワード:恋愛 ほのぼの オムニバス
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