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[趣味・教養] ごほうびごはん こもとも子(著) ①

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池田咲子(いけだ さきこ)、社会人1年生。
池田の楽しみは週に1度、思い切り美味しい物を食べる‶ごほうびごはん〟。
「今週はどうしようかなー」
商店街を歩きながら、漂う飲食店の香ばしい香りに目移りする。
いくつもある店の中から、今週の池田の射止めたのはカレーだった。

ショーウインドウにある食品サンプルから
エビカレーに心を奪われた池田は店の中を覗いてみた。

お客さんは男ばかりで、今から店に入っては相席になることは必至。
週に1度のご褒美タイムがそれでは心も休まらない。
池田はカレーを諦めて他の店にいくことにした。

うなぎ、天丼。
魅力的な食べ物はあれど、どうしてもエビカレーが脳裏をよぎる。
エビカレーが食べたい。

すると、池田の横を親子連れが通り過ぎた。
エビフライに喜ぶ子供の声、親の手にはスーパーの袋が握られていた。
(その手があった!!)

お店で食べられないなら自分で作ればいい。
池田はスーパーへと駆け込んだ。

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店内に並ぶ数種類の海老。
小さい剥きエビにしようか、ブラックタイガーにしようか。
どうしたものかと悩んでいると
横目に神々しく輝く海老が映りこんだ。
20%オフの値札が付けられた高級食材・伊勢海老。
運命を感じた池田は明日からの節約を決めて購入し
最高の海老カレーをつくりあげた。

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大海原を感じさせるほどの海老存在感。
ソテーは食べ応えのある食感で
煮込んだ方はプリプリとした食感。
高級食材を余すところなく堪能して至福の時を過ごした池田であった。

会社で頂きもののビールがあるということで
欲しい人の取り合いになった。
そこに名乗りをあげた池田は見事にビールを勝ち取った。
今日のごほうびごはんにビールが合いそうだと感じたのだ。

冷蔵庫から取り出したのは3日間寝かせた半熟煮たまご。
しっかりと半熟に仕上がっているかとドキドキしながら
紐でたまごを切ってみる。
すると、中からとろりと流れ出てきた黄身。
最高の出来栄えだ。

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ビールをグラスに注ぎ、まずは一口。
煮たまごの黄身を軽く啜る。
金麦のテーマソングが頭の中に流れだし
麦畑を玉子片手に駆け巡る自身の姿が想像された。
麦とたまごの絶妙なコンビネーション。

煮たまご完成時にビールが舞い込む。
これぞまさに、ごほうびごはん。


週に1度のごほうび。
それがないと私も生きていけません。
池田には非常に共感してしまいます。

外食ばかりでなく、自炊も織り交ぜているあたりが嬉しい所。
私のご褒美メニューのレパートリーが増えそうです。
そこまで手の込んだ料理ではなく
男の料理とでもいうような、シンプルで美味しい料理の数々。
ご褒美はそうでなくてはいけませんよね。

のらりくらりと気の向くままにお店を選んだり
ご褒美だからと妥協をしていない所も清々しい。
味の感想が結構細かく、表現が多様で
読んでると食欲がそそられます。

地元のまだ行ったことのない店も
少し勇気を出して、自分へのご褒美がてら足を運ばせてみよう。
そういう気持ちにさせてくれる作品です。


まるで私の生活を見ているかのようだ。
同じようなことを何度か私もしております。
煮たまごは頻繁につくっており、半熟に仕上げるのに苦労している。
漬け汁の作り方でお手軽コースと本格コースが紹介されている。
以前は本格コースと似たやり方で作っていましたが
最近では市販のラーメンスープにそのままぶちこんでいます。
超お手軽コースとして、ここでご紹介。
醤油味だけでなく、味噌味、塩味にしたり、ダシの違いも楽しめて結構おすすめ。

煮たまごを作ってからそれを燻製にしたりもしてます。
私のごほうびごはんです。

休日はご当地系レトルトカレーを食べると決めてるのも
私のごほうびごはんの1つと言える。

地方の特色がカレーに反映されていて
美味しくもあり、面白くもあります。
もうそろそろ47都道府県を制覇しそうです。

日本を食べつくしたら次は世界ですね。

世界にはまだ見ぬ料理がたくさんあるでしょう。
聞いたことのない風習も多々あります。
文化の違う人たちとひとつ屋根の下で暮らしたら
色々な発見があるでしょうね。
出来れば小さい女の子がいいですが。
次回はそういう作品をご紹介。


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[趣味・教養] じったんの時短レシピ 岡村みのり(著) ①~②

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ひと仕事終えて自宅に戻ってきた吉永 珠理(よしなが じゅり)を
待っていたのは実家からの大荷物。
ずっしりと肩に響く重量感あるダンボール箱を
なんとか部屋まで運んで開くと、中にはたくさんの柚子が。

高知出身の珠理にとっては、まさに故郷の香り。
母からの手紙ににんまりと微笑みながら
珠理は仕事に疲れた自分を癒すおすすめレシピを披露する。

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まず柚子をしっかり洗ってから皮を剥き、皮は細く切る。
煮沸は面倒だからとビンを濡れたままレンジでチンする。
そのビンの中に柚子と氷砂糖を交互に入れていき
最後に柚子果汁をたっぷりと絞りいれる。
それだけで特製ゆず茶のできあがり。
完成までたったの15分32秒。

飲み頃は氷砂糖が溶けきる2週間後ということだが
珠理は氷砂糖が溶け始めた頃を見計らい
大匙1杯ほどの量をスプーンで掬い、お湯を注いで一気に飲み干す。
「あっつっっうまぁあ!!」

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疲れも吹き飛び、テレビを見て余暇を楽しむ。
充実した1日を満喫して眠りにつくのであった。

「ブルータスお前もか!!!」
同期が社内恋愛の末に寿退社。
しかも珠理がちょっと気に入っていた上司との結婚。

吉永珠理2X歳、彼氏いない歴3年半。
ありったけの憎悪と嫉妬心を生姜に込めて
気持ちを晴らすかの如く、生姜を卸金に擦り付けた。
しゅり しゅり しゅり しゅり しゅり しゅり しゅり
擦り減っていく生姜。
取り戻していく自制心。
しゅり しゅり しゅり しゅり しゅり しゅり しゅり

「はっ」
気が付くとボウルに山盛りの生姜。
「また、やってしまった!!しょうがまるまる1コ……!!」
‶また〟という副詞から心の不安定さを醸し出す珠理。
また、‶また〟という言葉は既に対処法を得ている証でもあった。

「製氷皿~~~!!」
製氷皿にすった生姜を均等に入れて、上から水をそっと流し込む。
そのまま凍らせれば腐らせることなく使い切ることが可能。
その後の料理に利用すれば、そこで時短が可能になる。
1人暮らしならではのテクニック。

折角だからとおろしたての生姜を使い、生姜焼きをつくる。
絶品の生姜焼きに酔いしれながら
上司のオジサンなんて興味なし、イケメン新入社員に期待と
明日への活力に満ちていくのであった。


誰にでも簡単に真似できる時間のかからないレシピの数々。
生姜を製氷皿で固める方法や
12話目で紹介していた「だいたい何でもすぐ旨くなる調味料レモン塩」は
今すぐにでも実践したい気分にさせられた。
次にスーパーへ行ったときに忘れてなければ購入します。

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疲れ切った顔や、やつれた顔が
時短料理を食べた途端に零れ落ちるような笑顔になり
見違えるように元気になる。
料理の美味しさが真っ直ぐ伝わってきます。
そんな料理が時間や手間をかけずに味わうことができるのだから
文句なしの実用度満点の作品といえます。

傷心する自分を癒すためのレシピや
男の胃袋を掴むためのレシピなど
恋愛絡みで紹介されるレシピの数々。

作中で注釈の形でレシピの細かなアドバイスがされており
各話の最後にはレシピがまとめられている。
実際にやってみたいという気にさせられます。

これだけ料理ができ、仕事もできる珠理なのだから
男の方から言い寄ってきてもいい気はするが
そうなると時短レシピを楽しめなくなりそうで、複雑な気分です。

私の料理のバリエーションがもっと増えるまで
時短レシピを教えて欲しいです。
そして、珠理が独り身でいて欲しいです。


時間をかけずに美味しいものを食べる。
家にいるときは、極力時間をかけたくないものだ。
とくに仕事で疲れ切ったあとは。

ただ時間をかけることは悪いことではない。
時間をかけて煮込んだ料理は美味い。
時間をかけて燻した食材も美味い。
それだけ愛着も湧いているのかもしれない。

自分で畑を耕して作った野菜も美味いものだ。
可愛い女の子と一緒に畑をつくれたら
きっと世界が変わることでしょう。
次回はそういう作品をご紹介。


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[エッセイ] おんなの酒道 横濱マリア(著) 全1巻

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日本酒の知識がこれでもかと凝縮された1冊。
日本酒を飲みながら読めば、日本酒の奥深さを感じつつ
杜氏さんへの感謝の気持ちに溢れるだろう。
何も考えずに読み始めたら、読み終える頃には日本酒が飲みたくなるだろう。

昨日、フグを食べにいったとき
日本酒も堪能しましたが、この作品の影響でございます。


作者であり主人公の横濱(敬称略)は、担当編集との打ち合わせに向かった。
呼び出されたのは編集部でなく、居酒屋だった。

不思議に思うものの、アルコールは大歓迎。
横濱は生ビールを頼もうとするのだが
編集者に「ないよ」と、さも当然のようにキッパリと遮られた。
「えっ…じゃあワインでも」
「今日はないですね。ビールもワインも」

今日の打ち合わせ内容は、横濱に日本酒を飲んでもらうこと。
ところが横濱は日本酒が大の苦手。
昔、付き合ってた彼氏が日本酒好きで
毎晩ベロベロに酔っ払って帰ってくるときの臭いがトラウマになっていた。
しかし、ここで断ったら仕事がもらえなくなる可能性がある。
どうしたものかと悩まされる横濱。
すると、編集者からシャンパンが提供された。

グラスに映える綺麗な色が目を楽しませ。
シュワシュワと音が耳に心地よい。
横濱はそれを口でも味わい、美味しさに酔いしれた。

日本酒しかないと言っておいて
ちゃんとシャンパンとかあるんじゃないですかと喜んでいると
店の奥から唎酒師(ききざけし)の山下が現れた。
「今飲んだのも日本酒よ」

横濱が呑んだのはシャンパンと同じように2次発酵させたもの。
蔵元が横濱のような日本酒を毛嫌いしてる人にも飲んで貰おうという努力の結晶であった。

これが日本酒。
横濱の中にそもそも日本酒の分類がどうなっているのか気になった。

そんな素朴な疑問にもすらすらと答える唎酒師の山下。
日本酒には3タイプの特定名称酒がある。
吟醸酒、純米酒、本醸造酒。
そこからさらに具体的に8つに分類される。
色々と日本酒の種類を説明する山下だが
初心者に大事なのは知識よりも感覚だと話し
日本酒への門戸を大きく広げてみせた。

横濱がまず行ったのが唎き酒。
お酒の銘柄を当てることではなく
自分の好みにあった酒を選びだすこと。

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色々な日本酒を飲みながら
日本酒の知識を蓄えていく横濱であった。


日本酒を飲むことは好きでも
日本酒についての知識に疎く、特に考えてもこなかった。

この作品で日本酒の種類、酒造米、製造などなど
様々な知識を養うことができた。
まさに日本酒の入門書。

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どれもこれも表やチャートなどでまとめられており
見やすく、わかりやすい。
日本酒についての講義を依頼されたら
この作品1冊で事足りてしまうだろう。

また杜氏さんの日本酒に対しての熱い想いもひしひしと伝わってきて
これから日本酒の飲み方が変わってくるだろうと思われる。

知識を定着させ、自身の舌を肥えさせたら
一度、私も酒蔵見学に行ってみたいものだ。

何も考えずに飲んできた日本酒。
気に入るもの、気に入らないもの色々ではあったが
日本酒の種類を調べ、自分にあった日本酒
自分にとって至高の日本酒となるものに巡り合いたいと思いました。


底知れない種類のある日本酒。
趣味のひとつにしたとき、いつまでも楽しめることだろう。

ここ最近、趣味の卵とでも言うべきであろう
興味のもってきたものがいくつかある。

その1つが燻製。
家庭用燻製器イージースモーカーを購入して
ソーセージや手羽先などの肉類、ホタテやイカなどの魚介類などなど
燻製の定番となるものを作っては、その味に感動している。
そろそろ変わり種の燻製もしてみようかと思いつつ
日本酒のツマミとして楽しんでもいいなと考えた。

あとはご当地もののレトルトカレーにハマったり
掃除テクを磨いたりしている。
インドア系の趣味が多いのは、仕事上の都合です。

他にも色々と興味が出てきたものはある。
漫画に影響を受け、実際に触れてみて楽しかったからというのが契機。
掃除テクを紹介する漫画があると少し嬉しい。
オタク系グッズ、おもにフィギュアや抱き枕、タペストリーは
どうやって掃除・洗濯をしたものかと色々と調べたものです。

これからも色々と漫画をきっかけとして始めることだろう。
最近は女装や性転換など、TS系の作品が多く、また私も良く読む。
もしかしたら、女装に目覚めてしまうかもしれない。
実は訳あってヌーブラを購入してから
Amazonが私にやたらと女装グッズを薦めてくるのです。

女装をして、奇跡的に周りの誰も気づかないほどの美少女になれたら
男性恐怖症の美少女と関係を持てるかもしれませんね。
嘘をつき続けないという不安と罪悪感に苛まれますがね。
次回はそういう作品をご紹介。


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[ファンタジー] ダンジョン飯 九井諒子(著) ①

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「みんながんばれ!このドラゴンを倒せばあとひと息だ」
主人公・ライオスを筆頭にしてドラゴンに挑むパーティー。

準備は万全、負ける要素はない。
……いや、腹が減ったな。

ここに来るまでに地図の書き間違いで1日無駄に彷徨った。
罠にかかって3日分の食料を失った。

空腹の為か、強敵と対峙しての焦り、皆の精彩も欠いている。
ドラゴンを倒したら1度引き返すべきだろう。
ドラゴンを倒せることに疑いを持たなかったライオス。
しかし――。

瞬く間に倒れていくパーティーメンバー。
そして、ドラゴンの魔の手がライオスにも襲いかかった。
「兄さんっ」
ライオスの妹・ファリンが兄を突き飛ばし、ドラゴンから庇う。
ファリンはドラゴンに噛みつかれながらも
パーティーメンバーに転移魔法をかけ、迷宮からの脱出を試みた。

ダンジョン最深部での全滅を防ぐことに成功したパーティー。
だが、そこにファリンの姿はない。
ドラゴンに呑みこまれたファリンに魔法は効かなかった。

失ったメンバーはファリンだけではない。
別のギルドから勧誘を受けてるからと、2人離れていった。
残されたのはライオスの他に、魔法使いエルフのマルシルと
罠に長けたハーフフットのチルチャック。

ファリンがドラゴンに消化される前に助け出さねばならない。
今すぐにでも助けに、ダンジョン最深部に向かいたいのだが
荷物のほとんどをダンジョン最深部に置いてきてしまったため、一文無し。
さらに空腹は続行中だ。

そこでライオスがくだした決断。
それは食糧を迷宮内で自給自足するというものだった。

密かに『迷宮グルメガイド』を持ち歩いて
魔物を食べる機会を窺っていたライオス。
手始めにと、グルメガイドに初心者向けと書かれている[歩き茸]を捕らえた。
「ヤダーッ」
当然のように猛反発するマルシル。

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チルチャックは冷静に毒があるのでは、と心配するが
グルメガイドを頼りに、次々と事を進めていくライオス。

まだ食材が足りないからと、次に目を付けたのは[大サソリ]。
大サソリの足音を確認すると、ザリガニを捕まえるかのように
壁の隙間に棒を突っ込み、大サソリが自慢のハサミで掴んだ所を引き出した。

歩き茸に大サソリ。
2種類の食材を手にして調理を始めると、話しかけてくるドワーフ。
「サソリ鍋か、しかしそのやり方には感心せんのう」
ドワーフの名はセンシ、10年以上魔物食を研究しているベテランであった。

センシのアドバイスで進んでいく調理。
新たに藻やサカサイモ、センシ秘蔵の干しスライムが加わり
大サソリと歩き茸の水炊きが完成。

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10年の研究成果に狂いはなかった。
魔物の味に感動したのはライオスだけでなく、チルチャックも。
そしてあれだけ嫌がっていたマルシルさえも驚かせた。

これからの旅にセンシが加わってくれれば有難い。
センシとしてもドラゴンを調理するのは長年の夢であった。
互いの悲願を叶えるため、パーティーを共にすることになったのだった。


食は生の特権。
職は専門分野での助け合い。
互いの専門技術を活かしての、ダンジョン探索と魔物退治。
そこに魔物調理と言うスパイスが加わり
これまで味わったことのない不思議な作品に仕上がっている。

王道的ファンタジーでありながらも
魔物の調理方法や味の感想が、グルメ漫画に勝るとも劣らない。
手順や材料が紹介されているものの、実際に作ることのできない辛さが、また面白い。

それぞれの専門分野を活かしたシーンが見受けられ
特にチルチャックがここぞとばかりに罠探しや罠外しに懸命になる様子が
勇ましくもあり、面白くもあった。

その後、罠を利用して魔物を調理するシーンは私のお気に入りです。

毎度のように魔物を食べることに抵抗を示すマルシル。
魔物を食べるまでは毎度、顔をしからめているが
食べた瞬間に舌鼓を打つ姿は、何だかとても可愛らしい。

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これまで私がゲームの中で出会ってきた魔物たちが
これから彼らにどんな風に食べられるのか想像すると、楽しみで仕方ない。
また、幾度となく倒されてきた魔物たちが、彼らに食べられると思うと
ちょっとスカッとした気分にさせられます。

 
私も魔物が食べてみたいです。
特にこの作品の中に出てくる魔物料理はどれも本当に美味しそう。
実際に食べることができないのが残念です。

現実の手料理でも構いませんので
誰か私にこういったご馳走を振る舞ってくれないものでしょうか。

道でふと出くわした女の子に
家に連れ込まれてご馳走してもらえたりしないだろうか。
そして、女の子自身を食べちゃったり。
次回はそういう作品をご紹介。


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[エッセイ] 俺たちのアキバ飯! 澤野明(著) 全1巻

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エッセイ漫画ですので、登場人物が実在の方ですが
登場人物の名前に敬称をつけない愚行をお許しください。

2月某日、秋葉原での企画会議。
編集者・宮崎 佐智子と漫画家・澤野明は
互いの意見がまとまらずにイライラしていた。

新しい企画をもちこんでもリテイクを喰らう澤野は
腹の虫がおさまらずに、憤りを宮崎へとぶつける。
すると突然、腹の虫が「ぐ~~~…」鳴いた。

「すんません、腹減りました」
「私もおなかへりました」

2人は一時休戦する運びとなった。

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どうせなら美味しいものを食べたいと、スマホで検索。
秋葉原にも食事処が増えたと感慨に浸っているとき
2人の中に同時に衝撃が走った。
それは新企画のアイデア。
『アキバのグルメエッセイ漫画っ!』

こんな感じで始まったという、この作品。
編集者と漫画家が秋葉原を食べ歩き、様々なお店を取材していく。
取材だから経費を使って食べ放題できると、公私混同な欲望を曝け出している。

1食目は『田中そば店』。
言わずと知れた秋葉原の有名ラーメン店ではあるが
写真ではなく、絵で料理を描いている。
写真では伝えきれない肉の柔らかさが、絵と澤野の感想で如実に伝わってくる。

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さらに、話の最後には料理の写真とお店の写真・所在が載せられている。
なんという親切さでしょう。

編集者宮崎が女性であり、女性目線でのレビューがあるのも有難い。
私が参考にすることはないでしょうがね。

食事を終えてから、店長に取材協力を願うあたりの
行き当たりばったり感がまた面白くもある。
もしかしたら、取材NGだったお店もあったのかなと勘ぐってしまいます。

2食目は『スープカレーカムイ』
食べ方やカレーの辛さが伝わってきて
これから食べに行こうと思っている人への優しさが十分。
店長との気さくな会話も、楽しさが伝わってきます。

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食の美味しさや楽しさ、人々との交流が魅力的に描かれており
足を運んでみたいと思わせてくれる作品です。
スープカレーカムイは私もまだ行ったことがなく、今度行ってみたいと思いました。

辛いモノには、かなり自信がありますので
20辛に挑戦してみるのもいいかもしれません。
ここ最近は辛いモノから離れておりましたので
挑戦前から少し自分の調整をする必要がありそうですがね。

このままガイドブックに出来る程の仕上がりになっており
友達との食事に困ったら、この漫画を読ませて行ってみたいと思わせてしまうのも一興。

1巻で紹介されてる所は、秋葉原好きならばお馴染みの所ばかり。
私自身も行ったことのあるお店が幾つも紹介されていましたが
澤野先生や、その繋がりで共にしている他の漫画家さんが
美味しそうに口いっぱいに頬張っている姿を見ると、また行きたいと思ってしまいます。

作品にナンバリングがなかったため、この1冊で終わりだとは思いますが
秋葉原には他にもたくさんの美味しいお店がありますので
もっと続いて、たくさんのお店を紹介して欲しいです。


美味しいものを食べながら仕事ができる。
しかも、秋葉原で。
なんて、羨ましいことでしょう。

私の仕事はどうあがいても公私混同することができない。
完全に趣味と仕事が別物である。
せいぜい、当直時間中に漫画を読む程度のことしかできない。

趣味と仕事が似たようなものであることに羨ましさを覚えてしまう。
オタク趣味全開で漫画に携われる仕事というと編集者が浮かびます。

編集者として仕事をしながら、自分の趣味を全開にする。
そういうオタク編集者。夢が詰まった究極の公私混同。
次回はそういう作品をご紹介。


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[趣味・教養] ラーメン大好き小泉さん 鳴見なる(著) ①~②

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母親が残業と連絡してきたことで、夕飯を何処かで済ませることになった女子高生の大澤 悠(おおさわ ゆう)は
開店待ちの行列をつくっているラーメン屋に目が留まった。

だけど、女子が1人で入るには抵抗のあるお店。
行列を尻目に通りに過ぎようとすると
そこに先週転校して来たばかりの小泉さんが、最後尾に並んでいる姿に目を奪われた。
すると大澤は、男性に「並んでます?」と問われ、ついつい「はい」と答えてしまう。
大澤は小泉さんの後ろに並び、ラーメンを食べることになってしまった。

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小泉さんはとても可愛いのだがミステリアスな雰囲気が漂い
誰かと話している姿を見たことがない。
大澤はこの機会に、小泉さんと話をして友達になろうと考えた。

意を決して大澤は小泉に話しかけた。
「1人でラーメン食べたりするんだ!?」
しかし、小泉さんの受け答えは
「つるんで食べるものじゃないですから」とつれない返事。
そして、それっきり小泉さんは黙ってしまった。

それでも小泉さんとの距離を縮めることは諦めない。
そして、このお店の定番も人気も知らない大澤は、小泉さんと同じ食券を購入。
店員に対しても同じものをとお願いした。
「ぶたダブルヤサイマシニンニクアブラカラメ」
呪文詠唱のような注文でおなじみのラーメン。
麺が見えないほどに具が山盛りとなった、あのラーメンがテーブルに運ばれてきた。

大澤がどうしたものかと、たじろいでいると
隣に座っている小泉さんの空気が変わった。

眼をカッと見開き、躊躇うことなくラーメンに箸をつける。
これまで見てきた小泉さんの姿とは一変、そこには野獣のようにラーメンをたいらげる戦士の姿があった。

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麺と具、スープを順番に堪能した小泉さんは、再び大澤が見たことのない表情を魅せる。

ラーメンを食べる喜び。
至福のひとときを味わったときの恍惚な表情。
とても幸せそうな表情を魅せた小泉さんに、大澤も至福の喜びを得た。

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なんとかラーメンを食べきった大澤。
小泉さんとのイベントを達成し、これを機にもっと話をしようと提案をもちかけるが
「お断りします」と拒絶されてしまう。
それでも大澤の辞書に諦めの文字はなかった。

『小泉さんと友達になろう計画』は継続。
学食ではじまった新作ラーメンを小泉さんと食べたり
軽い尾行の末に、小泉さんのラーメンを食す姿を満喫したりと
少しずつ少しずつ親睦をはかっていく。



有名店のラーメンを紹介したり
奇抜なメニューのラーメンを紹介したり
インスタント麺のアレンジ法を紹介したり
ラーメンに関する基本知識も紹介したりと、ラーメンが詰まっている作品。

また可愛い女の子が汗を流し、口元を汁で濡らしながら、口いっぱいに頬張っている姿が美しい。
全てを終えたあとの恍惚とした表情。満足げな表情もまた素敵である。
もちろんラーメンの話です。

本当にラーメンを食べる女の子の姿がとても魅力的に描かれています。
ご紹介した2人の他にもツインテの女の子や、メガネをかけた女の子が登場。
髪を束ね、メガネを曇らせつつもラーメンを食べる女の子、いいですね。
ラーメンも涎を垂らしそうなくらい美味しそうに描かれており、食欲をそそられます。


この作品で紹介されている納豆キムチレアチーズラーメンやパイナップル海老塩ラーメンには
私も興味をそそられた。いつか食べに行きたいです。

食べたことのないラーメン、食べるのを躊躇っているラーメンも
小泉さんの食べている姿を見ると、無性に食べたくなってしまう。
ラーメン好きを自称してはおりますが、まだまだ小泉さんには遠く及びません。
知識と熱意の両方を獲得して、ラーメンの食券を握りしめたいですね。


この作品を紹介するならばと、今晩は私もラーメンを食べました。
食べたのは日清ラ王の担々麺。雨が降っていたので即席麺で我慢しました。

具は冷蔵庫の中にあったモヤシを中心としたカット野菜。
あとは最近ハマッているエノキをおかずラー油で炒めました。
美味しかったです。

自炊の最大の利点は、自分の好きな味付けやアレンジを楽しめることですね。

基本的には自炊派であり、最近はキノコにハマッております。
エノキ、マイタケ、ブナシメジ。
なめ茸、マッシュルームなどなど。
毎日のようにキノコを食べております。

この秋のうちに松茸も食べたいですね。
誰か私に松茸を食べさせてくれないでしょうかね。

日頃、下ネタを多分に含んだ戯言タイム。
松茸を食べたいと書くと、ついにホモに目覚めたのかと勘違いされそうですね。
くわばら、くわばら。

仮に私がホモに目覚めたとしたら、誰にも知られないように
ゲイ向けの出張ホストを利用することでしょう。うぶな恐ろしい童貞ですので。
次回はそういう作品をご紹介。


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[趣味・教養] だがしかし コトヤマ(著) ①~②

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懐かしさを噛みしめながら楽しむ駄菓子コメディー。

主人公・鹿田ココノツ(しかだ ここのつ)15歳、夢は漫画家。
とある半島の海沿いにある彼の町は、観光地もなければ人口も少ない辺境の地。
そこでは、皆が思い思いの暇つぶしを見つけていた。
ココノツの見つけた暇つぶし、それが漫画だった。

だがしかし、ココノツの父親・ヨウは家業の跡継ぎになるように迫ってきた。
お前には才能がある。安心して任せられる。
だがしかし、ココノツには継ぐつもりはなかった。
駄菓子屋『シカダ駄菓子』を継ぐ気は更々なかった。

それでも父は諦めない。
何かにつけて店番をするように迫ってきた。
そんな折、シカダ駄菓子に突然の訪問者が現れる。
同年代で初対面の都会的な雰囲気をもった美少女。
ココノツは思わず、彼女に見惚れてしまった。
その隙を見計らい、息子に店番を押し付けて出かける父親。

だがしかし、美少女は父親のヨウに用があったのだ。
彼女の名は枝垂 ほたる(しだれ ほたる)。お菓子メーカー『枝垂カンパニー』の御令嬢であった。

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紆余曲折あり、ヨウとの初対面を成し遂げたホタルは
ヨウに対して「枝垂カンパニーに来ないか?」と要請が来ていることを告げた。
だがしかし、ヨウの返事はNO。ココノツがシカダ駄菓子を継ぐまではここを去る訳にはいかないと語る。

それならばと、ホタルはココノツに駄菓子屋を継がせてみせると決意した。
こうして、ホタルとヨウの2人がかりで、ココノツに駄菓子屋を継がせるための作戦が始まった。
ココノツの意志とは関係なく。

駄菓子に賭ける情熱が人並外れているホタル。
モロッコフルーツヨーグル、人気の駄菓子として親しまれているこの商品。
なぜモロッコなのか、なぜ象のイラストなのか、その謎を解き明かしたかったホタルはモロッコへと飛んだ。
モロッコを調べてわかった事実、それはモロッコには象がいないということ。
謎を解き明かすつもりが、更に謎を増やす結果に終わった。

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ちなみにこの謎については、物語の後半で明かされます。
また1つ新たなトリビアを得ました。

ヨウ、ホタル、ココノツの友人・遠藤 豆(えんどう とう)と終始ボケにまわるキャラクター達。
彼らによるコメディー要素が非常に面白い、非常に楽しい。
駄菓子でここまでテンションを上げられる彼らの様子に脱帽です。
欲望に素直な遠藤豆の様子がとくに好きです。

ビンラムネ(モナカで出来た瓶にラムネの粉末が入っている駄菓子)の回では
ヨウとホタルがそれをあたかもドラッグのような紹介のしかたをしている。
粉ものとしては定番のボケではあるものの、危機迫る彼らの表情と台詞に思わず笑みがこぼれた。

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駄菓子の知識や駄菓子の楽しみ方をいくつも紹介しており
またホタルがそれを食べるときの恍惚とした表情が、私の食欲を刺激する。
ホタルが食べていると、駄菓子がどれも美味しそうに見えます。

駄菓子メーカー協力であり、駄菓子の名称がそのまま登場するため、懐かしさも感じられる。
思わず駄菓子屋に足を運びたくなりました。駄菓子食べたいです。
次の休日に錦糸町のエワタリに行くことにします。大人買いします。


だがしかし、三十路手前の男性が1人で駄菓子屋でたくさんお菓子を買っても可笑しくないだろうか。
たくさん購入していれば、逆に怪しまれないか。
500円玉片手に握りしめて、慎重にお菓子を選んでいたら怪しまれそうだ。
きっと長い年月のあいだ昏睡状態になり、中身が子供のまま大人の姿になってしまったと思われるだろう。
次回はそういう作品をご紹介。


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[エッセイ] 実在ゲキウマ地酒日記 須賀原洋行(著) 全2巻

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地酒にハマった作者が、地酒の紹介をしながら
その地酒にあったツマミを考え、レシピを紹介してくれる作品。

全国の地酒を買いあさり、専用冷蔵庫を2つ。
それも足りなくなって業務用冷蔵庫を購入するという地酒バカっぷり。

うまい地酒の基準として『地酒原器』という言葉を編み出し
日々、地酒原器を追及する。

仕事がなくなり、地酒を飲む余裕ができなくなったとき
作者はとんでもない作戦に出る。
それは地酒漫画を作ることで、正当な理由をつけて地酒を飲み、かつお金を得るという方法。
かくして、この作品が生まれることになった。

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様々な地域の地酒が紹介されている。
地酒のラベルが裏表紙に掲載されており、内容と併せて興味をそそられる。
作中での地酒の味を表現する方法が多種多様。
いずれも、どのような味なのかが伝わってきやすく、味を想像することができる。
「とろ~~~っとした濃厚極まりない舌触り!雑味は全くゼロ。猛烈な甘みと米の旨み。
フルーティーな吟醸香たっぷり、それでいてキレは超特急!
ベタベタしたところが一切なく、あっという間に口中がスッキリ」
酒の味をここまで細かく伝えられることに非常に感心してしまう。

この作品を読んでおけば、地酒通はもちろんのこと、グルメ通まで気取ることができそうです。

登場するツマミも、自宅で簡単にできるものが多く、食欲をそそられるものばかり。
実際に作ってみたものもあります。こちらとか。

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元々、地酒はお米で出来てますので、ご飯のオカズにしても非常に合います。美味しかったです。

仕事が進むほどに酒も進み
地酒バカがエスカレートしていく様子もおもしろい。
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作品内で作者と共に地酒の品評をしていた作者の奥様が他界されたため2巻で最終回となりました。
お悔やみ申し上げます。
地酒という私の知らない世界のことを、楽しく教えていただきありがとうございました。


第2巻で古酒の紹介があり、「アイスクリームにかけるお酒」を紹介していた。
日頃、あまりお酒を飲む方ではない私ですが、これなら気軽に手を出せそうです。
実家に帰る夏休みの予定にあわせて、実家に送りつけておこうと思います。

その他にもたくさんの地酒に興味を持ちましたが
その中で特に気になったのが岩手県のタクシードライバー。
居酒屋に行くと大抵は変な名前の酒や、奇抜な酒を飲む。
そのため、お酒の名前に「タクシードライバー」という奇妙な所に惹かれてしまった。

岩手県には私の友人も居るため、これを機に岩手県そのものに興味を持つのも悪くない。
岩手県は青森旅行をしたときに通過しただけで、ちゃんと旅行したことはまだない。

大自然に囲まれた場所で休日を満喫するのも乙である。
久慈で琥珀を採取してみたり、大迫でワインを嗜みながら早池峰神楽などの伝統芸能に触れるのも良い。
次回はそういう作品をご紹介。


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[趣味・教養] SAグルメ日記ドライブご飯 絶品B級グルメ編 広末有行(著) ①~②

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引越業で毎日、高速道路を利用し、サービスエリア限定のグルメを満喫しては
その感想をブログに載せるカリスマブロガーの宮澤。
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SAグルメを毎回、美味しそうに紹介しているため
私もSAに行って食べてみたいという衝動に駆られる。
但し、自動車をもたないペーパードライバーのため、直ぐに我に返る。

この作品の優しい所は、索引ページに各話で紹介しているSAが一覧で分かるようになっている所。
漫画を読んでしばらくして、何処かへ旅行に行くとなっても、漫画の1ページだけ開けば
旅行コースにSAグルメを加えることができるのだ。
素晴らしき親切設計。
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作中では社長の娘と宮澤とのラブコメを匂わせるシーンや
カリスマブロガーである宮澤の力を買い
雑誌記事の取材協力を求める美人記者・小森と宮澤との絡みがあり
いつか修羅場が起こるのではないかとワクワクもする。

ちなみに、この美人記者である小森は結構な巨乳さんで
ときおり、胸ポチしているような描写がある。
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無論、私は貧乳好きですので、そのような描写に本来は興奮したりしない筈なのですが
胸ポチは別腹だったりもしますよね。


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[趣味・教養] くーねるまるた 高尾じんぐ(著) ①~⑤

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ポルトガルから日本にやってきたマリア・マルタ・クウネル・グロソ(まるた)。
築70年の風呂なしアパート「笑明館」に住み、日雇いのアルバイトなどをしながら
貧乏生活をしている。
貧乏ではありつつも、知人から頂いた食材や安く手に入った食材を使い
アイデア料理を作ったり、ときには外食をこれまた変わった食べ方をして楽しんでいる。
まるたという食いしん坊で貧乏な女の子の食生活を愉しむ漫画。
ちなみに食べ物が登場しない話もあります。
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各話の最後に簡単レシピが掲載されており、作中に出てきたアイデア料理を
読者も簡単に真似することができる。
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私はまだ真似て作ったことはありませんが、蟹のディップと豚肉の紅茶煮を今度作ろうかと考え中。
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食事を中心とした周囲の人々との繋がりも、この作品の見所の1つであり
この漫画ならば、現代で減少傾向にある長閑な商店街に、いつでも行った気分を味わえる。

食事をしたあとの感想は大体「おいしい」か「うまい」。
アイデア満載の貧乏飯なだけに、調理工程も至ってシンプル。
そして、シンプルな感想。
1人暮らしの中で行う料理は、このくらいが丁度いい。

1人暮らしをしている諸君!
くどくどと長ったらしいレシピを見ながら、計量スプーンと戦うよりは
『くーねるまるた』で簡単お手軽料理を作ってみてはいかがかでしょうか。


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[趣味・教養] みくり学園スイーツ部 ポルリン(著) 全2巻

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可愛い女の子が可愛いスイーツを食べる、可愛さの共食い。

入学から1週間後、友達を作るために部活に入ろうとするヒロイン(栗山ユミノ)は何部に入ろうかと思案する。
運動が苦手なユミノは、文化部のリストの中からスイーツ部という部活を見つけ、興味本位で覗きに行く。
そこで、スイーツ部の先輩方に見つかり、なんやかんやでスイーツ部に。

作中に出てくるスイーツはいずれも実在するスイーツで、どれも美味しそう。
しかも、そのスイーツを可愛い女の子が美味しそうに食べるのだから、当然のごとく読者の私も食べたくなる。

実際に作中に出てくるスイーツを1点購入しました。
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シンチェリータのラックブランシュです。
ジェラートのケーキです。
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卵アレルギーの姪のために美味しいケーキを買ってあげたい。
だけど、アレルギーのない人でも美味しく食べられる変わったケーキはないかな、と思っていた時に
この作品でこのケーキを知りました。渡りに船とはこのことか!
凄く美味しかったです!家族にも大好評!機会があればまた買います!

作品の余白ページにはスイーツの写真があるのですが
マンガの中にあるスイーツは全て描かれたもので、美味そうに上手く作品に溶け込んでいます。
また、ただ食べるだけではなく
美味しく食べるための工夫やマイカトラリーの紹介など
趣味としてスイーツを楽しみたい人にも役立つ知識があります。
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全2巻ではありますが、第2巻は同人誌です。
商業誌での2巻の発売が見送られたが、2巻分の作品は刊行されていたため
ポルリン先生の読者を想う慈悲の思いから出版された、慈悲出版。もとい自費出版。

私自身、この作品が大好きでしたし、続きを非常に読みたいと願っていた。
色々なスイーツを知っていくことに大きな喜びを感じていたため
Twitterでポルリン先生に第2巻の同人誌の出版をお願いした身である。
無事に2巻を読めて満足致しました。

願わくば、もっと長い間楽しみたい作品でした。
少し残念です。


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