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[歴史] 乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ 大西巷一(著) ①~③

IMG_4367.jpg

1415年、プラハ(チェコ共和国の首都)の神学者ヤン・フスは
教会の腐敗を批判し、異端者として処刑された。
これにより聖書に基づいた信者の平等を説く「フス派」と
教会の権威を重んじる「カトリック派」の対立が激化した。

1419年、フス戦争が勃発する。
1420年、ボヘミア王国の小さな村が、カトリック派「聖ヨハネ騎士団」に
一方的な殺戮と蹂躙に見舞われた。

両親を殺害された少女・シャールカは
少女趣味の聖ヨハネ騎士団団員ハインリヒ・フォン・ストラコニツェに捕まり強姦された。
持ち前の巨根で異教徒の子宮をいくつ引き裂いたかを自慢するゲス。

シャールカにも激痛が走った。
血もいっぱい出た。
だが、シャールカは生き残った。
目を覆いたくなるほどの惨状を前にして、シャールカはただ1人立っていた。

IMG_4330.jpg

意識は朦朧、体力など残されていない。
シャールカは道に倒れ込んでしまった

次に目を覚ましたのは馬車の上。
シャールカは傭兵隊「トロツノフの隻眼巨人隊」を率いたヤン・ジシュカに拾われた。
自身の境遇をジシュカに語ると
ジシュカは「うちに入らねえか?」とまだ幼い少女に傭兵への道を用意した。

シャールカはハインリヒへの復讐心を抱いていた。
何が出来るかは分からない。
それでもシャールカは「やります」と首を縦に振った。

ジシュカには考えがあった。
職人に大量につくらせた大砲。
それはギリギリまで小さくつくった笛のような銃であった。
今でいうマスケット銃のような歩兵銃。
職人は射程も威力も弓や弩にも及ばない役立たずだと非難したのだが
ジシュカはこれで戦力を倍増させる作戦を企てていた。

「シャールカお前にこの笛≪ビーシュチャラ≫を授ける」

IMG_4335.jpg

戦士としての道を歩み始めたシャールカ。
笛の造り手・カレルに使い方を教わりながら
的に当てる練習をしたり、少しでも体力をつけようと走り込みをする。

重ねた日々は、シャールカとカレルの絆も深めていった。
シャールカはカレルの優しさに甘える。
カレルはシャールカの一生懸命な所、儚さや優しさに心酔していった。

そして、カレルはシャールカに意を決して告白。
「シャールカ僕と結婚して!」
カレルの畳み掛けるような勢いに圧され
「…うん」と一言返事をした。
ガッツポーズで喜ぶカレル。
笑みを零しながら顔を火照らせるシャールカ。
2人は幸せの海にのまれていた。

しかし戦火の渦は広がりをみせ、彼らを容易く呑みこんでしまう。

騎士ハインリヒ率いる騎士団が2人の滞在中の町に現れた。
「騎士殺しのジシュカ」を討つためにと罠を張る様子を、2人は目撃してしまった。

皆に知らせないと、カレルは身を潜めるが
シャールカは仇を討つために、笛を持ち、騎士達の元に走り寄った。

笛を構えるが、ガタガタと震えて撃つことができない。
屈強な巨体と重量感に満ちた剣。
一太刀でも振り下ろされれば、シャールカの身体はひとたまりもない。
その剣が、振りかざされた――。

立ちすくむシャールカ。
すると突如衝撃音が響き、騎士は膝をついて倒れた。
撃ったのはカレル。
「シャールカおいで!」

カレルはシャールカの手を引いて走って逃げだした。
「走るのは得意だよね」
「特訓したから」
重い甲冑をまとった騎士との距離はみるみる離れていく。

それがまるで愛の逃避行であるかのように
カレルはシャールカと交わした結婚の約束を再確認した。
そのとき――、カレルの胸に矢が突き刺さった。

倒れ込むカレル。
致命傷を負ったカレルは、シャールカに逃げるよう強い口調で言う。
「す…すぐに戻るから!待ってて!」

だがシャールカを待つ余裕がないことは、カレル自身気が付いていた。
もう長くは持たない。
カレルは命が燃え尽きる前に、少しでも敵に深手を負わせる為に
なによりシャールカを生かす為に
持っていた爆薬で自爆した。

ジシュカのもとに走るシャールカ。
背後からは馬に跨った騎士たちが追ってきていた。

追いつかれたら殺される。
懸命に走り続けると、その先に兵士の大群が待っていた。
「俺をはめようとしたのが裏目に出たな!」
敵の裏をかいたジシュカが待ち伏せをしていたのだった。

大砲や弩の一斉掃射が騎士たちを次々に薙ぎ倒していく。
それでもハインリヒ率いる屈強な騎士たちがバリケードを破り、侵入。
ジシュカ隊の騎士も負けじと応戦した。

ただ見ていることしかできないシャールカに
ジシュカはどうすれば強くなれるか、どういう人間が強いのかを話す。
自分のために戦う奴は弱い。
命に代えても守りたいものがある奴。
自分以外の誰かのために戦える奴、そういう者が強い。
ジシュカの欲してる戦士とはそういう戦士。

周囲を見渡すシャールカ。
そして、自分が色んな人に守られていることを痛感した。
(もう、ひとりぼっちじゃないんだ)
その手にはカレルの技術と魂の宿った笛が握られている。

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仲間を守るために――。
カレルの意志を受け継いだシャールカの笛は放たれた。


実際の歴史をテーマに、実在の人物たちが史実に基づいて暗躍していく。
「銃」が実戦で運用されたはじめての戦争「フス戦争」。
その背景にあった殺戮と蹂躙から生まれた憎しみや復讐心。

戦禍に被りながらも、キリスト教の教えを考えさせられながら
人を殺めることに、戦いをすることに疑問を抱いたりと
悩み苦しむシャールカの姿が悲哀に満ちている。

信仰を守るために戦う。
その過程で唄うことを身に着け、人々に教えを説き、戦力も増強される。
知略に長けたジシュカの次なる戦略とは。

世界史を学んでいない私は、まっさらな頭で楽しむことができます。
世界史を学んでいる人にとっては、自身の知識と照らし合わせながら
また別の楽しみ方ができるのでしょう。

戦火の中、女性に蹂躙を繰り返す非道な男を見て汚れてしまった心が
数多の危機に見舞われながら、それでも懸命に前を向いて生きるシャールカの姿を見ることで洗われます。


戦争はよくない。
当たり前のことではあるが、戦争による甘い汁を吸ってきてもいる日本に住んでいて
常識のようにその言葉を口にすることに若干の抵抗もある。
最も、私は当然戦争未経験であるから
多くを語るだけの発言権すらもたない。

戦争の悲惨さは、惨状に立たされたモノにしか分からない。

戦争で多くの知人を失い
死に損なってしまい焼け跡に残された者。
敗戦直後の「影の時代」
次回はそういう作品をご紹介。


検索用ワード:歴史 戦争 ロリ 乳首 
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