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[オカルト] お姉さんの食卓 浅岡キョウジ(著) 全1巻

IMG_4027.jpg


春休みを伯父の元で過ごすため、田舎を訪れた孝太郎(こうたろう)は
バス亭のベンチで1人、ゲームをしながらバスを待っていた。
髪をなびかせたセーラー服の美少女がベンチに腰掛けた。

少女は、孝太郎を凝視すると
やっているゲーム機に手を掛け「やらせて」と一言つげ
ゲームを奪いプレイし始めた。

バスが来ても少女はゲームをやめない。
バスに乗車してもゲームをやめない。
バスを降りてもゲームをやめない。

このままゲームが奪われてしまう。
焦りを感じた孝太郎は、そのまま歩き去ろうとする少女に
「返してください」と語気を強めて要求した。

ゲームはすんなりと返ってきた。
不思議な少女に首を傾げるものの
無事に伯父の家に辿り着くことができてひと安心していた。

孝太郎は家の窓から見える神社へと興味本位で足を運ばせた。
長い階段を苦労して上った先にあったのは、小さなお社と神主様。
苦労に見合わない神社と、神主の子供だましで非科学的な話に
文句をたれながら家路へと歩みを進めていると
いい匂いがフワフワと漂ってきた。

匂いに釣られて、その方向に目をやると、家があった。
来たときには家が無かった気がした。
不思議に思いながらも、家の格子窓から中を覗くと
そこで、先ほど出会った少女が煙管を吹かせていた。

IMG_4029.jpg

「!」
格子窓を這っていた大きな蜘蛛に怖気を感じた孝太郎は
物音を立ててしまい、少女に気付かれてしまった。

「いらっしゃい」
直ぐに逃げ去ろうとしたものの、少女に行く手を阻まれてしまった。
さらに「美味しいお菓子があるの」と孝太郎を中に招待しようとする少女。
「嫌だ!帰る!」
必死に抵抗する孝太郎ではあったが
少女の力に敵わず、孝太郎は部屋の中へと拉致されてしまった。

蜘蛛も部屋の中へと侵入しており
孝太郎は少女と蜘蛛それぞれに恐怖する。

「クモって体液を吸うのよ」
マッチ棒に火を灯しながら、唐突に不気味な話を始める少女。
「私そんなふうに食べられてみたいわ…」
煙管に火を点ける。
そこからモクモクと煙が上がってきた。
煙は孝太郎の視界を阻むほど立ち込める。

すると、孝太郎の腹の中に何かがモゾモゾと蠢きはじめた。
ブチブチと孝太郎の腹を破り、現れたのは8本の足。
「私を食べてごらんなさいな…」
孝太郎は巨大な蜘蛛へと変貌した。

体は動かせない。
だけど、確かに伝わってくる感触。
孝太郎は少女の身体に覆い被さり、少女の体液を吸う。
少女は少女で、体液を吸われることに悦びを感じていた。

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だんだんと煙が引いていく。
煙管が終わってしまったのだ。

――孝太郎は目を覚ました、少女の膝枕で、耳かきをされながら。
(…?夢だったのかな)
突飛な現象に戸惑いながら、都合の良い解釈にいきつこうとした孝太郎に
「どんな味」という少女の質問が、孝太郎の恐怖心を蘇らせた。

「お姉さんはなんなの…?」
「さぁ…妖怪かな魔女かな…宇宙人かも、人間以外のものよ」
孝太郎を煙に巻く少女。
「ぼ…僕をどうするの、食べるの…」
自分がこれからどうなってしまうのか。
孝太郎の恐怖はそこに集約された。
「ううん…、…ね、食べられて吸収されて私があなたの一部になるの
それって、素敵なことだと思わない…?」
孝太郎の身体を這う、少女の指先。

孝太郎は逃げることしかできなかった。
一刻も早く逃げ去りたかった。
「私、静(しずか)っていうの。またね」

息を切らしながら逃げ去る孝太郎。
十分に距離を取ったところで、静の方に一瞥すると
そこには何もなかった。静も、家も、全てが消えていた。

恐怖。
いいようにされてしまった悔しさ。
そして、不覚にも静を美味しいと思ってしまった屈辱。
『またね』と挨拶されたが、もう二度とあんなことはさせない。
そう決心していた。

IMG_4037.jpg


オカルトめいていたり、ホラーの様相を呈していたり
かなり不気味な描写も目立つものの、惹きこまれやすい設定と世界。

静に蜘蛛にされ、静を味わったあとに逃げ帰る孝太郎。
家に着いてからボロボロと涙を流すシーン孝太郎。
静と再会したときに戦う為の作戦会議を企てる孝太郎。
いずれも感情の起伏や行動に子供らしさが窺い知れ
不気味さを感じつつも、少しだけほのぼのとした感じがさせられる。

物語後半では静という存在の過去に触れながら
真相に迫っていき、クライマックスを迎える。

最後まで楽しませてくれ
孝太郎の怒涛の春休みは終わりを迎える。

設定が斬新でおもしろかっただけに
この1巻で終わってしまうことが残念である。
もう少しだけ色々な生き物になって静お姉さんに
嫌々ながらもむしゃぶりつく孝太郎の姿を堪能していたかったです。


不思議な女の子。
不思議な欲望を抱く女の子。
そういったミステリアスな所が人を惹きつけることもありますね。

テレビに出演するアイドルも
ただ可愛いだけでは生き残れない時代です。
もっと一風変わったアイドルが出現してもいいのではないでしょうか。

アイドルってみんな明るく元気を義務付けられている気がします。
別に病弱系アイドルがいてもいいんじゃないでしょうか。

車椅子でのダンス映像。
ベッドで横になりながらのライブ。
人工呼吸器を気切挿入しながらの水着写真集。
そういった斬新さがあっても面白いのではないのかと
アイドルの多様性を訴えます。

これまでアイドルに全く興味がなかった私ですが
そういったライブがあれば、推しメンをつくって参加します。

車椅子の美少女って儚げな感じがしていいですね。
心の中に闇を抱えていそうです。
次回はそういう作品をご紹介。


検索用ワード:オカルト ホラー 
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タグ: オカルト ホラー

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